早川圭のメモ

リスクトレードオフとは、あるリスクを削減したときに別のリスクが出てくる現象のことです。分かりやすい例としてピーナツのリスクが取り上げられていま
す。米国で穀類の殺菌剤として使われていた二臭化エチレンが、発がん性を理由に禁止されました。ピーナツには必ずカビの産生するアフラトキシンという有名
な発がん物質が含まれるのですが、ピーナツバターのアフラトキシンによる発がんリスク0.03%(HERP指標)に対して、禁止された二臭化エチレンの発
がんリスクは0.0004%で、カビが生えることによるリスクの方が100倍以上も高いのです。つまり規制することによってかえって、自然の発がん性物質
を食べることになるという現象が、リスクトレードオフです。最近は放射線による殺菌が推奨されているようですが、これを快く思わない「市民」もいるのでは
ないでしょうか。

Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 食のリスク学―氾濫する「安全・安心」をよみとく視点
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